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日月潭クラシック・ホテル Classic Group

紙の教会(ペーパードーム)

我々の立場から7.0キロ,ドライビング11分
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紙の教会(ペーパードーム)は、桃米生態村の東南、新故郷見学園区に位置し、全体の敷地面積は3.5平方ヘクタールに及びます。1995年、日本の阪神淡路大震災後、建築家の坂茂氏が、倒壊した鷹取教会のために、臨時の礼拝に用いる集会場として紙管を使用した教会を建てました。任務を終えた紙の教会は地震からの復興を象徴として、はるばる海を渡り桃米社区に移築され、引き続き震災後の人の心を慰める、という使命を果たしています。

全部で58本の紙管が教会全体を支えており、室内外のパイプのベンチもすべて紙でできています。人々は柔らかいはずの紙が一棟の建物を支えている様子を目の当たりにすることができます。屋根と外部はガラス繊維でできた波板で覆われ、長方形の回廊の壁を造り出し、光を通す天幕は、紙の教会の中に神聖な雰囲気を作りだしています。

教会の傍に建てられている「見学センター」は、主材料として鋼が使われています。鋼を曲げていろいろな形にし、堅く冷たい鋼材の特性を逆転させることで、軟らかく脆い紙素材で建てた強固な建物の「紙の教会」とは対照的な存在となっています。

紙の教会は、普段は教会として使われているわけではありませんが、特別な催しが開催される以外に、住民同士を繋げる象徴的存在となっており、その外観と現在の役割から、ペーパードームという名で親しまれています。

園区内にはニ棟の対照的な建築物以外にも、桃米が誇りとする生態系の特色も楽しめます。蝶を誘う様々な種類の植物が植えられており、至る所で蝶がひらひらと人々の間を行き交っている様子はとても華やかです。両脇にある生態池は、豊富な水生植物がある以外に、傍にあるレストランがに引き立てられ、まるで絵画のような美しい雰囲気を醸し出しています。

紙の教会をゆっくり見学すれば、建築美だけでなく、人類に宿っているが災難からも立ち上がることが出来る強靭な生命力も感じ取ることができるでしょう。


資料出所:日月潭国家風景区管理處
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